2020/10/02 15:32

今の季節、外出の際、日傘をさしたり帽子をかぶっていても思わぬ状況で日差しを浴びてしまうことがあります。とくに注意しなければ
ならないのは、日光の反射です。ビル街のショーウインドや壁の素材によっては予想できない角度で日光が強く反射される場合があります。
また、アスファルトからの照り返しも強烈です。日傘や帽子では照り返しによる足元からの角度のダメージは防ぎきれません。

さて、強い日差しを浴びることは、お肌にどのような影響を与えるのでしょうか?人の肌が紫外線を浴びることにより、皮膚の真皮層に
放出される「トリプターゼ」という酵素があります。これが人の肌の基底膜に影響して「光老化」を導くといわれています。
加齢による老化ではなく、紫外線によって生じるシミ・シワ・たるみなどの「光老化」は、このトリプターゼがお肌のコラーゲンを破壊することで起こる現象であると指摘されています。

専門的なお話はさておき、日焼けは一種の「やけど」です。できるだけ早くクールダウンしてあげましょう。冷蔵庫で冷やしたシートマスクやタオルで日焼けの部位をじっくり冷やしてあげましょう。また、お肌が赤くなってしまっている場合には、赤みが沈静するまで患部を温めるのはやめましょう。お風呂も湯船につかるのは避けるべきです。

日焼けした肌は脱水状態といってもいいので、たっぷりの化粧水で水分を補い、その後保湿性の高い成分を配合した美容液でケアしましょう。「保湿の徹底」、これが日焼け後のケアの決め手です。