2020/12/18 19:45

セラミドといってもいくつかの種類があることに注意が必要です。化粧品として求められる保湿や浸透性は、ヒトの肌と同じ構造を持つ「ヒト型セラミド」でなければ、効果は疑問だといわれることもあります。

大まかに分けてセラミドには「合成由来(ヒト型セラミドと合成セラミドに分けられます)」と「天然由来(天然セラミドと植物セラミドに分けられます)」があり、ごく最近までヒト型セラミドは「合成由来」のものしか存在しなかったのです。使用に安心感のある天然由来の植物セラミドは、実は従来ほとんどがグルコシルセラミドといわれるものであり、これはヒトの肌に存在するセラミドとは構造が異なっています。

ヒト型セラミドは人の肌と親和性が高く、保湿力や浸透性に優れているといわれています。したがって、植物由来のヒト型セラミド化粧品
であれば安心とともに効果も期待できるということになりますね。

最後にまおめると、「植物ヒト型セラミド」に期待される効果としては、お肌の水分量をアップさせて保湿・バリア機能を改善する、お肌のキメを整える、乾燥性小じわを目立ちにくくする、お肌のセラミド産生促進などがあげられています。